よく家計の節約というと”いの一番”に思い浮かぶのが「食費の切り詰め」だと思います。
世論調査でもそういう風に出ています。
レシートを家計簿に記入して、『今月も赤字か~・・もっと切り詰めないと』
・・ということをつぶやいているのではないかと思います。
そもそも家計の節約で食費を削りながらの節約はなかなか難しいのではないでしょうか?
それぞれの家族で消費する食糧分や好みっていうのはだいたい決まってます。
その中から削るとなると激安スーパーなどで買い物をして、セール品を狙って・・っていうふうにしていかないと難しいですよね。
健康面でもあまり安すぎたり食事量を減らすとよくないです。
そこで、本当に一番節約するとこはどこかというと・・『固定費』ですね!
固定費は一度手続きをしてしまうとそれ以降、自動的に節約できる経費です。
食費みたいに神経を削りながら家計簿とにらめっこすることもなく、何もせず寝ていても自動的に節約できる経費です。
それではどのような固定費を節約できるのか見ていきましょう。
携帯の通信費の節約
携帯3大キャリア会社(docomo、au、Softbank)の通信費から、格安スマホへ切り替えることで固定費は節約できます。
3大キャリアの通信費はだいたい7,000~8,000円ぐらいでしょうか。
これが格安スマホにすると、約3,000円前後で利用できるようになります。
格安スマホに切り替えない主な理由としては、『大手キャリアの方が安心だから・・』が多いです。
他の理由を挙げますと↓↓
・速度に不安があるから
・メールアドレスが変わるのが面倒
・身近に格安スマホを使っている人がいない
・格安スマホに切り替えの時の手続きや設定がややこしそう
確かに格安スマホは、平日の昼休みや夜の時間帯(回線が混雑する)で通信速度が遅くなったりします。(格安スマホは大手キャリアから回線を借りているシステムです)
その点、大手キャリアは問題なくスムーズに利用できるメリットがあります。
あとメールアドレスも大手キャリアのアドレスは使えなくなります。↓↓ (電話番号はそのまま利用できます)
「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」
なので、もし格安スマホに乗り換えたらフリーメールアドレス(無料)を設定する必要があります。
フリーメールアドレスは主に「Gmail」「Yahooメール」があります。
僕もGmailを使ってますが、何の問題もなく受送信できますよ。
大手キャリアから格安スマホに乗り換えた時に、メールアドレスを変更したことを周りに教える必要が出てきます。
しかし、時間帯によって速度が遅れたり、(最初だけ)メールアドレス変更の知らせを知人に通知する手間があっても、コストの面で格安スマホに乗り換えるだけのメリットは十分にあります。
乗り換えて使ってみると、案外思っていた以上に問題なく利用できますね。
僕もそうでしたが、乗り換える前は・・
・よくわからないけど、何だか不安。
・手続きも面倒くさそう
・メールアドレスが変わるのが嫌だな・・知らせないといけないし・・
・・みたいな理由で正直気持ちが踏み切れなかったですね。
でも、やっぱりコストをもっと安くしたい!という気持ちが強かったので、思い切って乗り換えてみて正解でした。
思っているほどそんなにストレスはありませんし、安いので『まあ・これぐらいはいいか』と余裕で割り切れる感じです。
携帯の通信費は実は、家計の固定費の節約効果が一番あるといわれるほどです。
今は(記事投稿日時段階)格安スマホの利用率が約20%ぐらいまで利用されてきています。
一度検討してみてはいかがでしょうか。
家賃の節約
家賃は生活費の中でも支出している割合が一番大きい固定費です。
もちろん家賃の見直しをすることで、生活に余裕が出てくることは言うまでもありません。
家賃の節約にあたって、値下げ交渉(言いにくいと思いますが)や、今よりも家賃が少しでも安いとこへの引っ越しによるコスト削減を考えてみましょう。
家賃交渉のタイミングですが、契約更新時期が一番ベストでしょう。
あと、子どもの成長時期によっても住居形態が変わってきます。
子どもがまだ幼児なら一緒の部屋で生活しますが、小学生(特に高学年あたりから)中学生、高校生ぐらいになってくると自分の部屋で生活するようになってきます。
そのような時期になれば、その家族形態に合わせた間取りの住居に住み、子どもが大学生や社会人になり、一人暮らしするようになってくると、またその家族形態にあった住居に引っ越して・・・というふうに生活状況にあった間取りにすればいいのではないでしょうか。
自動車の固定費の節約
自動車の固定費は任意保険・駐車場代・自動車税・車検があります。
いわゆる維持費にあたります。
この維持費をいかに抑えるかで支
『任意保険』
よくCMで宣伝している保険会社ですね。
複数の保険会社がありますが、今までほとんど見直したことがない人は一度見直しましょう。
「自動車保険一括見積」で比較してみるのもいいかもしれないですね。
車検
新車で購入した時は、購入から3年経ってから車検を受けなければいけません。
それ以降は2年毎に車検の時期がやってきます。
この車検費用が結構痛いっていう人が多いですね。
そりゃ~10万以上はするであろう費用額ですから・・
あまり車に乗らない人は、車検時期の前にマイカーを手放す人が見受けられます。
この車検は必ず受けなければならない検査です。
もし車検を受けずに公道を走った場合、行政処分や刑事処分の罰則があるので必ず受けなければいけません。
このお高い車検費用を安く抑えることが出来る方法があります。
それは・・・ユーザー車検です。
一度は聞いたことがあると思いますが、このユーザー車検は自分でお住まいの都道府県の運輸支局で検査を行うものです。
一般的に多くの人が車検を受けている業者はディラーや販売店だと思いますが、ディラーや販売店で車検を依頼すると法定費用(重量税・自賠責保険・印紙代<手数料>)の他に、車検代行料や色んな部品など検査をされ、交換代などで普通車だと10万円以上の費用がかかってくると思います。(軽自動車だと2~3万円安いと思います)
でも、ユーザー車検なら法定費用(重量税・自賠責保険・印紙代)だけで済みます。
ユーザー車検の予約は基本的にネットからの予約になります。
普通自動車の場合:自動車検査インターネットシステム
軽自動車の場合:軽自動車検査予約システム
それぞれの予約サイトから日程の予約をして車検を受けることが出来ます。 (※初めての人は「新規アカウント」から、過去にこのサイトからユーザー車検を受けた人は「ログイン」から予約をして下さい)
※ただし、軽自動車は電話予約も可能です ⇒ 軽自動車電話予約
参考としまして、僕の車でいいますと・・ 普通車で重量が1.5トン未満、購入して13年以内でしたらだいたい5万前後で済みます。
これが1.5トン以上・13年以上になると費用がさらに2万前後かかってきます。 「車検法定費用計算」で計算してみて下さい。
この計算式で出された法定費用金額がユーザー車検での支払う金額になります。
この法定費用はユーザー車検であれディラー車検であれ、金額は変わりません。
【ユーザー車検のメリット】
一番のメリットは車検費用が抑えられることこですね。
その上、自賠責保険料や重量税の知識が身に付きます。
あと、ディーラーに任せていた時と違って自分の車の状態に詳しくなります。
車検の検査時間自体は書類記入やレーン検査などを含めると、約2時間ほどで終ります。
【ユーザー車検のデメリット】
1)ディーラー車検と違って、車の状態を誰も点検してくれません。
エンジンオイルやバッテリー・タイヤの減り具合・その他のバーツの状態など、自分でメンテナンス業者に頼んでチェックしてもらわないといけなくなります。
ガソリンスタンドやカー用品(オートバックスなど)でメンテナンスしてもらいます。
特にエンジンオイル交換はマメにした方がいいですね。
一年毎、もしくは5000km走行以上になるとオイルが劣化していきます。
劣化したオイルをそのままにしておくと、車の心臓ともいえるエンジンに悪影響を与えてしまします。
なので、このエンジンオイルは定期的に交換して下さい。
2)運輸支局の検査時間は平日のみになっているので、会社を休まないといけなくなります。午前の部・午後の部がありますので、時間を確認して利用しましょう。
3)車検の自賠責保険や重量税の支払い手続き、各書類の記入や手続き、レーンに乗っての検査・・全部自分でしないといけなくなります。
もちろん、各係の人が教えてくれますので安心して検査を受けることが出来ます。
生命保険
生命保険は死亡保険・医療保険・がん保険などがありますが、必要以上に保証を厚くして多額の保険金が発生していませんか?
保険とは、万が一の時の保証のために支払うもの。
その万が一の時のためなのに、保険のライフプランナーさんの言われるまま必要以上に加入して、支払いが多額になっていたら元も子もありません。
なので、生命保険は必要最小限の保証でとどめておくのがいいですね。
生命保険の種類は大きく分けて次の3タイプです。
定期保険型
いわゆる「掛け捨て型」になります。
保険期間内に死亡した場合に死亡保険金が保障されます。
【メリット】
・掛け捨て型なのでその分保険料が安い。
【デメリット】
・解約返戻金がほとんどない。
・数年ごと(定期)の更新があり、そのたびに保険料が高くなる。
終身保険型
死亡保障が一生涯続く保険。
「掛け捨ては嫌」「貯蓄も兼ねたい」という人には向いている保険です。
払込期間(例えば60歳で終了)が終わっても、保障が継続されます。
【メリット】
・解約返戻金が高い(ただし、途中解約すると払込金額より少なくなる)
・必ず保険金が受け取れる
・保険料がずっと一定
【デメリット】
・定期保険(掛け捨て)に比べて保険料が高い
収入保障型
この収入保障型保険は、満期になるまでに死亡もしくは重度な障害になったとき、残された家族が満期まで毎月一定額の保険金を受け取れるシステムです。
例えば65歳までの契約だとして、保険対象となる人(被保険者)が50歳で死亡もしくは高度な障害になった時点で、残りの15年間は毎月一定額の保険金を受け取れます。
この毎月一定額は「20万円」「10万円」「5万円」のいずれかを選択するといった契約です。
この収入保障型保険も「掛け捨て」タイプです。
そしてこの保険は、死亡した時点での保険期間の「残り期間」に応じて、受け取れる保険金が徐々に減っていきます。
保険会社にしてみれば、だんだん年齢を取るにつれて亡くなるリスクが高くなっていくので、それに応じて支払う保険金も少なくしていくのです。
【メリット】
・契約期間内にいつ亡くなっても、保険金額がいつも一定の「定期保険」に比べて保険料は安い。
・健康状態に応じた『健康優良体割引』が設けられており、健康状態が優良であればあるほど通常より割安な保険料で契約ができる。
【デメリット】
・加入してから年数が経つにつれ、受け取れる保険金が少しずつ減っていく。
・保険金の受取額が一定のため、ライフイベント(葬儀代やその他の大きな費用がかかる出来事)などの一時的な負担が発生するような備えには向いていない。
・途中解約すると解約返戻金がない。(掛け捨て保険なのでその分保険料が割安)
まとめ
今回は大きなウェイト占める固定費のうち、「通信費」「家賃」「自動車」「生命保険」を取り上げましたが、いずれもメリット・デメリットがあります。
そのメリット・デメリットを理解したうえで、自分の生活スタイルに合った方法で比較検討してみて下さい。
いままで業者の言われるままで何も見直したことがない人は一度、意識してみて下さい。
最近のコメント