いったん考えて「衝動買い」を予防しよう

未分類

通販番組を見て「つい欲しくなって」買ってはみたものの、あまり長続きしなくて部屋の片隅に置かれたままになってることはありませんか?

同じく、ネット通販にしてもそうですよね。

 

私たちの周りには日常的に消費者がつい買ってしまいそうな商品があふれています。

スーパー、ショッピングモール、百貨店、家電量販店など・・

そういった店に行くと「必要な物/必要でない物」「欲しい物/欲しくない物」などがあります。

この「必要な物」「欲しい物」とは別物だという認識はありますか?

【必要な物とは】                                  生活必需品にあたり、生活していく上で必要不可欠な位置にあたります。

【欲しい物とは】                                  生活していく上で絶対必要ではないけれど、あったらいいな~って思うような物ですね。

しかし多くの人はこの「欲しい物」もあまり考えずに「衝動買い」してしまう傾向があります。

それではいつまで経ってもお金は貯まりません。

 

衝動買いをなるべく減らして「必要な物」と「欲しい物」を分けた買い物をしていきましょう。

 

「必要な物」と「欲しい物」の意識を分ける

「必要な物」と「欲しい物」はマーケティング用語で、ニーズ(needs:必要な物)とウォンツ(wants:欲しい物)と、呼ばれるものがあります。

 

この「ニーズ」にあたるところは生活必需品になります。

・普段の食生活(米、ドリンクなどの食品)

・衛生用品、掃除の消耗品

・家賃や光熱費

・洗濯機、エアコン、テレビ、冷蔵庫

・病院や通院にかかる診察や薬代

 

それに対して「ウォンツ」にあたるのが、なくても生活するのに支障がないもの。

・外食、嗜好品、レジャーなど

・ブランドのバッグや靴、服

 

あとニーズでもウォンツでもないけれど、今や日常生活では欠かせない物・・いわゆる『持っておかないと心配な物』もありますよね。

・スマホやパソコン

・自転車

・車(これは絶対必要じゃない人もいる)

・必要最低限の靴やバッグ、服など(理・美容室なども)

 

以上のように「ニーズ」と「ウォンツ」、その中間の「持っておかないと心配な物」の3つに分類できますね。

まずは、日ごろの買い物でこれら3つの分類を意識することが大事です。

それによって『これは本当に必要な物であるか?』という視点に立ってみることが出来るようになっていきます。

 

「衝動買い」をやめる意識を持つ

「衝動買い」はたくさんのムダが潜んでいます。

・なんとなく目に入ったので買ってしまった・・・

・欲しかったわけじゃないけど、いいかと思ってつい・・・

・ウィンドショップで見ていただけなのに、店員さんに勧められるまま買ってしまった・・

・テレビショッピングの商品を見て、『今だけ』『さらにお安く』『特典も追加で』などとあおられてつい買ってしまった・・

 

ネット通販でも同じような光景が見受けられます。

・検索していただけなのに、ウェブ広告の「数量限定」「先着順」「送料無料」などの売り文句につい買ってしまう。

・クーポン券付きがあったり、期間限定のバーゲンセールでなんとなく買ってしまった・・

 

これはいわゆる人間の心理で、「数量限定」「期間限定」「先着〇名限り」「ポイント〇倍」というセールストークに弱いのです。

特に、『今すぐの注文で〇〇円値引き!』なんてまさにそうですよね。

こういう時の心理って「今注文しないと無くなるのではないだろうか」「早く買わないと値上されてしまう!」というあせりに襲われてしまいますね。

 

こういう心理状態でよく考えずに衝動買いをしてしまうと、失敗してしまう傾向があり、「買ってよかった」と思えるものは少ないでしょう。

そういう「セールストーク」を見たらまずは一旦落ち着いて考えましょう。

落ち着いたら「本当に欲しいものなのか?」「いつ使うのか?」「一過性の物にならないか?」などと自問自答して下さい。

なんなら1~2日考えてから決めてもいいですね(その時には落ち着いてますからね)

 

まずは落ちついて考える習慣をつけて下さい。

それで衝動買いをある程度減らすことが出来るでしょう。

 

「いずれ使うだろう」は、ひとまず考える

スーパーの場合

スーパーの買い物で店内を見ていたら、あらかじめ買うものを決めていた物以外に「買いたい衝動」が出てくることもあるでしょう。

ムダ買いの大きな原因は「もしかしたら」「せっかくだから」「もったいない」という気持ちで買ってしまう時です。

例えばスーパーだったら、「1個だと〇円、でも2個セットだと〇円お得」という商品。

最初の予定は1個買うつもりだったのに、商品の広告を見るとつい2個買ってしまったことはありませんか?

それで2個とも消化できればいいのですが、量が多くて消化できなければ、その残りは『ムダ』になります。

衣類の場合

衣類の場合も最初の予定にない物を買いたい衝動が出た時は、一旦落ち着いて家に帰って「同じような服がないかどうか」を見ることも大事ですね。

人の好みってだいたい似たようなものが多いですからね。

クローゼットの中には「着てる服/着ていない服」も合わせていろいろ入っていると思います。

それらの服を整理して「着る服/着ない服」と仕分けて、着ていない服は捨ててしまいましょう。

『え~!』って思われるかもしれませんが、ある意味断捨離的なことをしないとまた同じような服を買った挙句、ほとんど着なくってしまうことを予防するためでもあります。

「不必要なものにはお金を払わない」という意識をいつも持って下さい。

 

まとめ

結局のところ衝動買いは、自分の「買いたい気持ち」をコントロールできるかどうかなのです

・必要な物(ニーズ)と欲しい物(ウォンツ)を意識する。

・「数量限定」「期間限定」「先着〇名限り」「ポイント〇倍」という広告を見たら、一旦落ち着いて必要性を考える

・「もしかしたら」「せっかくだから」「もったいない」という気持ちになったら『本当に必要なのか?』を考える

 

こういうことは常日頃の意識をしていかないと改善していかないので、完璧にやろうとしないで、少しずつから実践していくといいでしょう。

ここでもあまり制限をかけ過ぎるとかえってストレスになるので、自分が許容できる範囲でやっていきましょう。